10月20日~1月19日:連続講座 化学物質による健康影響を考える

開催案内

有害化学物質削減ネットワーク(Tウォッチ)は2001 年に開始されたPRTR制度(環境汚染物質排出移動登録制度)を市民が有効活用できるように、PRTR情報の検索データベースを提供する活動を行ってきました。PRTR制度は事業者の中に定着し、環境中に排出される化学物質の量は約3分の1減少しましたが、人の健康への影響がなくなったとは言えません。
2002 年に国際的に合意した「化学物質による人の健康と環境への悪影響を最小化するために生産、使用することをめざす」という「2020年目標」を達成できたとは言えません。2014 年、2015 年に実施した
Tウォッチのアンケート調査でも化学物質過敏症の被害者の増加は明らかです。
最近では、柔軟剤による香害が社会問題化しつつあります。また、大量に排出されるプラスチック類による海洋汚染と海洋生物への取り込み、分解せずに微小化したプラスチックによる海洋生態系への影響は世界的問題になっています。加えて福島事故による放射能汚染の実態や、相変わらずの農薬による環境汚染、生態系汚染は無視できません。
このような課題をどのように解決していくのか。化学物質による健康への影響、生態系への影響をもう一度考え、少しでも「2020 年目標」に向け、改善する方法を探りたいと思います。
Tウォッチの会員だけでなく、多くの市民の方の参加をお待ちしています。

2014 年、15 年に実施したアンケート調査でも化学物質過敏症の被害者の増加は明らかです。最近で
は、柔軟剤などによる“香害”が社会問題化しつつあります。また、使い捨てのポリ容器などが自然界
で分解してマイクロプラスチックになり、海洋生物の生息脅かしている新たな公害も世界的問題とな
っています。多様化する化学物質による健康や生態系への影響を、改めて考えていきたいと思います。
T ウォッチ総会記念シンポに引き続き、今年度は4 回の講座を計画しました。

第1回 “香害”と気になる有害化学物質
講師 水野玲子氏(ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議)
日時 10 月20 日(土)13 時30 分~16 時
会場
全水道会館5 階中会議室(JR 水道橋東口 徒歩3分)
東京都文京区本郷1丁目4−1
内容 柔軟剤などから発せられるにおい、多様な有害物質が介在する“香害”の実態を学ぶ。
資料代 各1,000 円(会員500 円)
主 催 特定非営利活動法人有害化学物質削減ネットワーク(Tウォッチ)
受講申込み
連絡先
TEL 03-5627-7520
FAX 03-5627-7540

本講座は平成30 年度地球環境基金の助成を受けています。

第2回 “フクシマ”放射能汚染の現状
講師 今中哲二氏(京大複合原子力科学研究所)
日時 11 月17 日(土)14 時~16 時30 分
会場
中央大学駿河台記念館330教室 (JR 御茶ノ水駅聖橋口、徒歩3分)
東京都千代田区神田駿河台3丁目11−5
内容 福島第一原発事故は終結していない。あいかわらず放射能汚染は続く。その実態を学ぶ。
資料代 各1,000 円(会員500 円)
主 催 特定非営利活動法人有害化学物質削減ネットワーク(Tウォッチ)
受講申込み
連絡先
TEL 03-5627-7520
FAX 03-5627-7540

本講座は平成30 年度地球環境基金の助成を受けています。

第3回 マイクロプラスチック海洋汚染
講師 高田秀重氏(東京農工大学)
日時 12 月22 日(土)13 時30 分~16 時
会場
全水道会館5階中会議室(JR 水道橋東口 徒歩3分)
東京都文京区本郷1丁目4−1
内容 大量に使い捨てられるプラスチック類、海洋に流れだし、分解せず漂い、微小片となって生態系を汚染している。その実態を学ぶ。
資料代 各1,000 円(会員500 円)
主 催 特定非営利活動法人有害化学物質削減ネットワーク(Tウォッチ)
受講申込み
連絡先
TEL 03-5627-7520
FAX 03-5627-7540

本講座は平成30 年度地球環境基金の助成を受けています。

第4回 農薬による汚染と被害
講師 田坂興亜氏(アジア学院理事)
日時 1 月19 日13時30 分~16 時
会場
全水道会館5階中会議室(JR 水道橋東口 徒歩3分)
東京都文京区本郷1丁目4−1
内容 農薬の歴史は公害の歴史でもあった。次々に生み出される新しい農薬、その農薬で生きとし生けるものが被害にあい、生態系を狂わせる。その実態を学ぶ。
資料代 各1,000 円(会員500 円)
主 催 特定非営利活動法人有害化学物質削減ネットワーク(Tウォッチ)
受講申込み
連絡先
TEL 03-5627-7520
FAX 03-5627-7540

本講座は平成30 年度地球環境基金の助成を受けています。