Tウォッチ NPO法人 有害化学物質削減ネットワーク

１．経緯

環境省は、平成２年５月、ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁を未然に防止するため、ゴルフ場で使用される農薬に係る水質調査の方法やゴルフ場の排水の農薬濃度が超えていけない値としての指針値等を定めた「ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止に係る暫定指導指針」を策定し、都道府県に通知しました。都道府県等においては、同指針に基づき、ゴルフ場で使用される農薬について調査・指導が行われています。 　環境省では、平成２年度から、地方自治体が実施したゴルフ場排出水等の水質調査結果を取りまとめており、また、平成16年度からは、環境省地方環境事務所が実施した水質調査結果についても併せて取りまとめています。

２．平成24年度水質調査結果の概要

[1]　調査が実施された都道府県数　：47

（うち、地方環境事務所が調査　：21都道県(10都道県では国と地方自治体両者で調査を実施））

[2]　調査対象となったゴルフ場数　：555か所

（うち、地方環境事務所が調査　：24か所）

[3]　調査対象農薬数　：75農薬（69成分）

（塩違い等により、複数の農薬を１つの成分として指針値を設定しているものもある）

[4]  総検体数　：23,205検体

（うち、地方環境事務所が調査　：1,656検体）

[5]  指針値超過検体数　０検体（別表１、２のとおり）

［添付資料］ （別表１）都道府県別の水質調査結果 （別表２）農薬別の水質調査結果（排水口） （参考資料）ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁の防止に係る暫定指導指針

※

なお、指針は、平成25年度６月18日に改正されているが、本調査は改正前の指針値に基づき実施しています。