 
      環境省:平成25年度の大気汚染防止法の施行状況について(お知らせ)
2015年5月15日
http://www.env.go.jp/press/100865.html
平成27年5月15日
平成25年度の大気汚染防止法の施行状況について(お知らせ)
平成25年度末時点における大防法に基づく規制対象施設の届出数は、ばい煙発生施設が217,555施設、揮発性有機化合物排出施設が3,531施設、一般粉じん発生施設が69,341施設でした。また、石綿が使用されている建築物等の解体等に係る特定粉じん排出等作業の実施届出件数は10,062件でした。
平成25年度におけるこれらの施設等に対する行政指導の件数は4,571件であり、改善命令等の行政処分はありませんでした。
【概要】
1.施設の届出数・作業実施の届出件数
(1)大防法に基づく規制対象施設の届出数
平成25年度末における大防法に基づく規制対象施設の届出数は表1-1のとおりでした。
前年度と比較してばい煙発生施設、一般粉じん発生施設は増加し、揮発性有機化合物排出施設は減少し
ました。なお、ばい煙発生施設の増加は主に発電機の用途で設置するガスタービン、ディーゼル機関等に
よるものでした。
表1-1 大防法に基づく規制対象施設の届出数
| 施 設 名 | 平成25年度末の届出数 ( )内は前年度末の実績 | 
| ばい煙発生施設 | 217,555(217,132) | 
| 揮発性有機化合物排出施設 | 3,531( 3,535) | 
| 一般粉じん発生施設 | 69,341( 69,048) | 
(2)特定粉じん排出等作業実施の届出件数
特定粉じん排出等作業実施の届出件数は10,062件でした。平成22年度以降はほぼ横ばいで推移してい
ましたが、平成25年度は若干増加しました。除去した特定建築材料の種類は主に吹付け石綿、保温材でし
た。
表1-2 除去した特定建築材料の種類(届出件数)
| 種 類 | 平成25年度の届出件数 ( )内は前年度の実績 | 
| 吹付け石綿 | 4,069( 4,448) | 
| 断 熱 材 | 1,324( 1,324) | 
| 保 温 材 | 4,043( 3,120) | 
| 耐火被覆材 | 996( 1,145) | 
2.規制事務実施状況
(1)立入検査件数
立入検査の件数は23,824件でした。内訳は、ばい煙発生施設が多く15,219件で、全体の7割を占めま
した。
表2-1 立入検査件数内訳
| 内 訳 | 平成25年度の立入検査件数 ( )内は前年度の実績 | 
| ばい煙発生施設 | 15,219(14,970) | 
| 揮発性有機化合物排出施設 | 715( 748) | 
| 一般粉じん発生施設 | 1,789( 1,666) | 
| 特定粉じん排出等作業 | 6,097( 6,110) | 
| 特定施設※ | 4( 3) | 
| 合 計 | 23,824(23,497) | 
※ 物の合成、分解その他の化学的処理に伴い発生する物質のうち人の健康若しくは生活環境に係
る被害を生ずるおそれのあるものとして政令で定めるもの(アンモニア等28物質)を発生する施
設。
(2)改善命令等の行政処分及び行政指導件数
行政指導の件数は表2-2のとおりでした。平成25年度は改善命令等の行政処分はありませんでした。
表2-2 行政指導件数内訳
| 内 訳 | 平成25年度の行政指導件数 ( )内は前年度の実績 | 
| ばい煙発生施設 | 3,432(2,968) | 
| 揮発性有機化合物排出施設 | 78( 61) | 
| 一般粉じん発生施設 | 395( 547) | 
| 特定粉じん排出等作業 | 664( 559) | 
| 特定施設 | 2( 0) | 
| 合 計 | 4,571(4,135) | 
大気汚染防止法施行状況調査(平成25年度実績)の詳細については
https://www.env.go.jp/air/osen/kotei/index.htmlに掲載されています。
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局大気環境課
 直通:03-5521-8293
 代表:03-3581-3351
 課 長:是澤 裕二(6530)
 課長補佐:大野 勝之(6533)
 担 当:永井 啓仁(6536)

 
	    