8月25日:途上国の水銀削減に支援へ 日米環境政策対話

2015年8月25日

朝日新聞2015年8月25日
途上国の水銀削減に支援へ 日米環境政策対話

 環境分野での日米閣僚級会合「日米環境政策対話」が24日開かれ、望月義夫環境相と来日中の米環境保護庁のマッカーシー長官が会談した。健康被害や環境汚染を引き起こす水銀を削減するため、途上国支援することなどで合意した。

 日米環境政策対話は2009年以来2回目。水銀対策の支援は、世界の排出量の5割を占めるアジア太平洋地域が対象。石炭火力発電所からの排出や小規模金採掘での違法使用が問題になっており、地域内で水銀の流れを監視したり、水銀使用を減らすために政策の効果を評価したりする。望月氏はこの一環として、来年度から途上国支援のための「水銀マイナスプログラム」を立ち上げる方針を明らかにした。