5月31日:Tウオッチ総会記念シンポジウム 有害化学物質削減の2020年目標達成に向けて
開催案内
有害化学物質削減ネットワーク・総会記念シンポジウム
有害化学物質削減の2020年目標達成に向けて |
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日時 2015年5月31日(日) 13:30~16:30(開場13:00) 東京都千代田区神田駿河台3-11-5(℡:03-3292-3111) |
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足尾鉱毒事件で田中正造翁は「真の文明は、山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」と記しました。 それから一世紀、いまだに私たちは「真の文明」を創りあげられないばかりか、巨大な科学技術文明による産業公害や食品公害で、計り知れない健康被害と人権侵害が繰り返されてきました。 ことに、3・11福島原発事故による放射能汚染は、「真の文明」とは真逆な事態を引き起こし、汚染の既成事実化によって放射能公害の受忍さえ強要されようとしています。 Tウオッチは、PRTR(環境汚染物質排出移動登録)の制度が開始されて以来、毎年、政府が公表する企業からの排出と移動データを活用して、有害化学物質の削減に向けた活動を続けてきました。また、EUの化学物質管理制度(REACH)にならい、「ノーデータ、ノーマーケット」を基本とした「予防原則」に基づく「化学物質政策基本法」実現をめざす活動を進めてきました。 この秋には「2020年までに有害物の悪影響を最小化する」という国際約束を具体化するSAICMの検証国際会議があります。 そこでは、昨年に水俣と熊本で調印された「水銀条約」の批准と共に、日本のリーダーシップが期待されています。 田中正造没後すでに102年、国民主権と基本的人権の尊重を基本とした憲法が根底から覆されようとしているこの時、改めて公害の歴史から何を学び、安全と人権のために何をしなければならないかを考え、「放射性化学物質」も含む、身の回りの有害化学物を削減するため、皆さんと共に行動計画を探りたいと、Tウオッチの総会を期して、本シンポジウムを企画しました。 「真の文明」の実現をめざす活発な討論に、ぜひご参加くださるようお願い致します。 |
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①基調講演 「公害の歴史から学ぶ、いのちとくらしの安全とは」(仮題)
宮本憲一 氏(元滋賀大学学長・大阪市立大学名誉教授) ②特別報告 「水銀条約とSAICM2020年目標に向けた日本の政策」 森下 哲 氏(環境省環境安全課長) ③パネルディスカッション「有害物のリスクを最小にするために」 ・橘高 真佐美氏 (弁護士・ダイオキシン環境ホルモン対策国民会議): ―公害防止と予防原則― ・野々山理恵子氏 (せっけん運動ネットワーク代表幹事): ―くらしの中の有害物と健康を守るためにー ・中地 重晴氏 (熊本学園大学教授・Tウオッチ理事長): ―PRTR制度と放射性化学物質汚染― コーディネーター:寺田良一(明治大学文学部環境社会学教授) |
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主催: 特定非営利活動法人 有害化学物質削減ネットワーク(Tウオッチ) TEL&FAX 03−5627−7520 URL http://www.toxwatch.net/ E‐mail info@toxwatch.net 前予約は必要ありません。お誘いあわせのうえ直接会場に参加ください。 資料代 500円 ※このシンポジウムは地球環境基金の助成を受けています。 |