5月29日:Tウオッチ総会記念シンポジウム「過去の重大化学物質事件から何を学ぶか」
開催案内
有害化学物質削減ネットワーク・総会記念シンポジウム |
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日時 2016年5月29日(日) 13:30~16:30 場 所: 明治大学駿河台キャンパス・リバティータワー1163教室 東京都千代田区神田駿河台1-1 明治大学・リバティータワー16 階 JR 中央・総武線 御茶ノ水駅下車 徒歩3 分 /東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅下車 徒歩5 分 東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅下車(B3 出口)徒歩3 分/都営地下鉄新宿線 小川町駅下車 (B5 出口)徒歩5 分 |
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T ウオッチでは、2011 年3 月11 日の東日本大震災に伴う津波被災地において、化学物質汚染の可能性がある津波で被害を受けたPRTR データ届け出事業所一覧の情報提供や、周辺地域の土壌汚染調査をしてきました。その経験から、現在離PRTR 制度では届け出が義務化されていない取扱量や備蓄量の届け出や、緊急時対応の報告などをPRTR制度に含めるべきだという提言をしてきました。今回の熊本での被災経験も含めて、理事長の中地が問題提起します。
◎テーマ 「過去の重大化学物質事件から何を学ぶか」~森永ヒ素ミルク、カネミ油症、ボパール事故にみるリスクの継続~ 森永ヒ素ミルク事件、カネミ油症、インドのボパール農薬工場爆発事故は、いずれも環境問題史に残る重大な有害化学物質事故・事件ですが、時間の経過とともに、次第に記憶から薄れつつもあります。しかし、これらの「その後」を調査している若手の研究者たちによれば、多くの公害問題等と同様、これらの事件もまだ「終わっていない」のです。それどころか、今も残る地下水汚染(ボパール)、継続する健康被害と次世代以降への影響継続の懸念、その後も頻発する食品汚染事件といった形で、それらのリスクは継続、拡大し続けているともいえます。 本シンポジウムでは、中島貴子氏(立教大学、科学技術社会論)、宇田和子氏(福岡工業大学、環境社会学)、藤川賢氏(明治学院大学、環境社会学)の3 氏に、これらの事件の「その後」、リスク・ガバナンス(市民を含む広範なステイクホルダーによる「協治」)環境政策と食品安全性政策の制度的空白の問題、途上国における被害者支援や拡大する化学物質生産の問題などについて報告していただき、市民サイドからすべきことを考えます |
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・特別報告 「化学物質管理と災害―緊急時対応を考える」 中地重晴氏(熊本学園大学教授・T ウオッチ理事長) ・パネラーからの報告 ① 森永ヒ素ミルク中毒事件から考える食品安全問題の射程」 中島貴子氏(立教大学兼任講師、科学技術社会論) ② 「なぜ被害者は被害を訴え続けなければならないのか」 ―カネミ油症発覚48 年目の到達点と課題― 宇田和子氏(福岡工業大学社会環境学部助教、環境社会学) ③ 「ボパール事故30 年目の課題と国際的リスク評価の意味」 ―リスク・健康・正義をめぐる評価の多様性― 藤川 賢氏(明治学院大学社会学部教授、環境社会学) ・コーディネーター 寺田良一 氏(明治大学文学部教授・Tウオッチ理事) |
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主催: 特定非営利活動法人 有害化学物質削減ネットワーク(Tウオッチ) 参加申込及び連絡先: 〒136-0071 東京都江東区亀戸7-10-1 Zビル4F TEL 03−5627−7520 FAX 03-5627-7540 E‐mail info@toxwatch.net 参加希望者はできるだけe-mail、またはFAX でお申し込みください。 資料代 1,000 円(会員500 円) 本シンポジウムは地球環境基金の助成を受けています。 |