9月3日:新日鉄住金名古屋製鉄所で爆発、15人やけど

2014年9月3日

中日新聞201493 1351
新日鉄住金名古屋製鉄所で爆発、15人やけど 

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014090390131732.html

 3日午後零時50分ごろ、愛知県東海市東海町5の新日鉄住金名古屋製鉄所から、製鉄所内の第1コークス炉で黒煙が上がり、火災が起きたと一一九番があった。愛知県警によると、コークス炉が爆発、炎上したとみられ、15人がやけどを負い、うち3人が重傷。午後1時現在、黒煙は収束している。

 東海市消防本部によると、同日午前11時ごろ、第1コークス炉から黒煙が上がり、いったん収まった後、火災が起きたという。黒煙が起きた際にも、製鉄所から連絡があった。

 東海市防災危機管理課は午後零時40分ごろ、消防からの連絡を受け、新日鉄の工場方面から黒煙が上がっているのを確認。市は市内22カ所に設置されているスピーカーで「臨海部で黒煙が発生。住宅などの窓を閉め、外出を控えてほしい」と市民に呼び掛けた。また、市のホームページやメールマガジンで注意を促した。

 名古屋製鉄所では今年1月と6月、7月に計4回、コークス炉から黒煙が上がる事故が起きている。いずれも停電によって炉にたまった一酸化炭素(CO)を含むガスを電気で処理できなくなり、ガスを自動で燃やして無毒化する緊急措置を取ったためで、大量の黒煙が発生した。