8月13日:天津で巨大爆発、17人死亡=危険物に引火
2015年8月13日
時事通信 8月13日(木)3時16分配信
天津で巨大爆発、17人死亡=危険物に引火、400人負傷か―中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150813-00000013-jij-cn
【天津時事】中国天津市濱海新区の港湾地区で12日午後11時半(日本時間13日午前0時半)ごろ、大規模な爆発が起き、中央テレビや新華社電などによると、これまでに17人が死亡した。
300人近くが病院に運ばれ、負傷者は約400人に上るとも伝えられている。消防当局によれば、危険物質の集積地で火災の通報があり、消防隊が現場に向かったところ、爆発が発生した。
燃えやすい化学物質に引火した可能性もある。北京の日本大使館によると、日本人の被害情報は入っていないという。当局は救助作業を続けるとともに、原因究明のため現地の企業関係者から事情聴取している。
爆発の際、巨大な爆発音と共に高さ数十メートルのキノコ雲が上がり、広範囲にわたって地震のような揺れが感じられた。爆発は複数回起きた。現場から1キロ程度離れたアパートでも窓のガラスがほとんど割れるなど、周辺の建物にも大きな被害が出た。付近は天津港の物流拠点となっており、100台以上の新車も燃えた。
日本大使館に届け出のある天津市の在留邦人は約2400人。天津日本人会によると、同市にはトヨタなど800社の日系企業が進出しているという。
習近平国家主席は負傷者の手当てに全力を挙げ、人々の生命と財産の安全を確保し、社会の安定を図るよう指示。現地には郭声※(※=王ヘンに昆)公安相らの政府対策チームが派遣された。