7月19日:岡山の中学でPCB紛失し虚偽報告 市教委、担当職員処分も検討
2014年7月19日
産経新聞2014年7月19日(土)08:06
岡山の中学でPCB紛失し虚偽報告 市教委、担当職員処分も検討http://news.goo.ne.jp/article/sankei/region/snk20140719028.html
岡山市教育委員会は18日、同市内の中学校で廃棄のために保管していた有害物質のPCB(ポリ塩化ビフェニール)を含む高圧コンデンサーを6年前に紛失していたと発表した。市教委の担当職員が紛失を報告せず、「保管している」と虚偽の報告書を5年間にわたって市に提出していた。県警が捜査を進める一方で、市教委も担当職員2人の処分を検討している。
発表によると、紛失したのは、市立瀬戸中学校(同市東区)で、10年以上前まで高圧充電のために使用したコンデンサー。PCBを絶縁油として使用する高圧コンデンサーは現在は使用が禁止されている。
PCB特別措置法に従って危険物として保管していたが、平成20年度に市教委の職員が紛失した。
また、同法では「保管および処分状況届出書」を首長に提出するよう義務づけており、職員は発覚をおそれて「当該コンデンサー1台を保管している」との虚偽の報告書を作成。毎年、市に提出していた。
職員は「ことの重大さに気づいて個人で抱え込んでしまった」と話しているというが、同法違反には罰則規定(50万円以下の罰金など)があるため、届けを受けた岡山西署が経緯を調べている。