5月1日:ゴミ焼却施設、水銀で緊急停止…6年で19回
2016年5月1日
読売新聞2016年5月1日(日) 10:30:58.57
ゴミ焼却施設、水銀で緊急停止…6年で19回
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160430-OYT1T50136.html?from=ytop_main5
水銀を使った製品が燃えるゴミに混入することで、東京23区のゴミ焼却施設が、過去6年間に計19回、緊急停止していたことが分かった。
23区では厳しい自主規制を設けているため、大気中に拡散した可能性は低いとみられるが、規制を設けていない自治体は多い。分別されていない場合はそのまま燃やされている恐れがあり、早急な対策が求められる。
「東京二十三区清掃一部事務組合」が管理する中央清掃工場(東京都中央区)の2号焼却炉は3月11日午後2時過ぎ、排ガス中の水銀濃度が上がり始めた。約6時間後、濃度が自主規制値(1立方メートルあたり0・05ミリ・グラム)を超え、同組合は運転を停止させた。
同工場の排ガス浄化装置は1時間に水銀を140グラムまで浄化できるため、少なくとも水銀体温計200本分、蛍光灯だと2万本分が燃えた計算になる。