12月22日:テヘランでも大気汚染深刻、3日連続休校

2015年12月22日

産経新聞2015.12.22 15:57更新
テヘランでも大気汚染深刻、3日連続休校http://www.sankei.com/world/news/151222/wor1512220031-n1.html

 

 イランの首都テヘランで大気汚染が深刻化し、当局は22日まで3日連続で市内の学校を休校にすることを決め、住民に屋内退避を勧告した。テヘランでは14日に、微小粒子状物質「PM2.5」を含む大気汚染指数が「健康に悪い」レベルの162まで上昇、その後も大きな改善には至っていない。

 指数162は今年3月以降で最も高く、子どもや敏感な人に限らず、全ての人の健康に害を与え得る。

 在テヘランの日本大使館も21日、在留邦人に空気清浄機を最大風量にして運転したり、屋外での活動を極力控えたりするなどの対策を呼び掛けた。地元メディアによると、一部の工場なども稼働を停止した。

 主な汚染源は車の排ガスで、核問題による欧米の制裁もあってガソリンの精製技術の導入が遅れ、アハマディネジャド前政権期に粗悪品が流通したことが大きな理由。(共同)