10月20日:温泉で硫化水素中毒か、北海道 2014年、男性客が意識不明に

2016年10月20日

東京新聞20161020 1302
温泉で硫化水素中毒か、北海道 2014年、男性客が意識不明に
 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016102001001005.html

 

 北海道足寄町の温泉施設(休業中)で2014年10月、入浴中の男性客が意識不明となる事故があったことが20日、環境省への取材で分かった。硫化水素中毒とみられる。道警は、施設の安全管理に不十分な点があった可能性があるとして、業務上過失傷害の疑いも視野に、慎重に調べている。

 環境省が昨年9月に行った調査では、浴室内の硫化水素濃度が最大で国の基準の19倍だった。国が1975年に定めた基準では、硫化水素濃度は浴槽の湯面から上方10センチで20ppm、浴室の床から上方70センチで10ppmを上限とし、十分に換気することなどを求めている。(共同)