環境省:(お知らせ)東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(EANET)第16回政府間会合の結果について

2014年12月15日

http://www.env.go.jp/press/100124.html

 

平成26年12月15日

大気環境

(お知らせ)東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(EANET)第16回政府間会合の結果について

東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(EANET)の第16回政府間会合が、11月25日(火)~26日(水)に、インドネシア・ジャカルタで開催され、EANETの強化のための文書へのインドネシアの署名、政策決定者向け報告書(第3版)の承認、EANETのスコープ拡大を含む将来発展に関する検討等が行われました。

1.会合の概要

○日 程:11月25日(火)~26日(水)

○場 所:インドネシア・ジャカルタ

○主催者:EANET事務局(国連環境計画・アジア太平洋地域資源センター)

EANETネットワークセンター

(一般財団法人日本環境衛生センターアジア大気汚染研究センター)

○参加者:EANET参加13か国の代表(カンボジア、中国、インドネシア、日本、

ラオス、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、フィリピン、韓国、ロシア、

タイ、ベトナム)等

○我が国からの出席者:環境省、外務省の担当官等

 

※ EANETの概要については、別添1参照。

 

2.結果の概要

本会合における主な結果は次のとおりです。

 

(1)EANETの強化のための文書へのインドネシアの署名

参加国の財政的貢献等、EANETの基盤を強化するためのEANETの強化のための文書(第12回政府間会合にて採択)について、インドネシアが署名し、全ての加盟国(13か国)が署名を終えました。

 

(2)政策決定者向け報告書(第3版)の承認

科学的に重要な情報及びEANETの活動成果や今後の方向性等をまとめた、政策決定者向け報告書(第3版)の内容及び公表について承認されました(報告書の概要は別添2)。

 

(3)EANETの対象範囲の拡大を含む将来発展に関する検討

昨今東アジア地域においてオゾンや粒子状物質等による大気汚染が顕在化しつつあること等を踏まえ、EANETモニタリング対象物質及び活動範囲の拡大等について、意見交換が行われました。来年の政府間会合等におけるEANET次期中期計画(2016年~2020年)の採択に向け、議論を継続することとなりました。

 

3.今後の対応

酸性雨等の広域大気汚染問題は東アジア地域共通の課題であり、我が国としては、引き続きEANETの活動を技術的・財政的に支援していくとともに、EANETを東アジア地域における大気環境管理のための重要な基盤として、その活動の充実・強化を図ることとしています。

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局水・大気環境国際協力推進室
室長: 筒井 誠二(6532)
環境省水・大気環境局大気環境課
課長補佐: 藤田 宏志(6547)