環境省:平成27年度における家電リサイクル実績について
2016年6月24日
http://www.env.go.jp/press/102676.html
平成28年6月24日
平成27年度における家電リサイクル実績について
全国の指定引取場所において引き取られた廃家電4品目は、約1,088万台(前年度比約0.1%増)でした。
また、再商品化等の状況については、エアコンで93%(法定基準80%)、ブラウン管式テレビで73%(同55%)、液晶・プラズマテレビで89%(同74%)、電気冷蔵庫・電気冷凍庫で82%(同70%)、電気洗濯機・衣類乾燥機で90%(同82%)と、法定基準を上回る再商品化率が引き続き達成されました。
前年度から、エアコンは1ポイント増、ブラウン管式テレビは2ポイント減、電気冷蔵庫・電気冷凍庫は2ポイント増、電気洗濯機・衣類乾燥機は2ポイント増となっております。
なお、これらの家電リサイクルの実績については、家電メーカー各社及び一般財団法人家電製品協会から公表されています。
平成13年4月に施行された家電リサイクル法は、廃家電4品目(エアコン、テレビ(ブラウン管式及び液晶・プラズマ)、電気冷蔵庫・電気冷凍庫、電気洗濯機・衣類乾燥機)について、消費者による適正排出、小売業者による消費者からの引取り、家電メーカー等による指定引取場所における引取り及び家電リサイクルプラントにおける再商品化等を推進しています。
1.引取りの状況
平成27年度に全国の指定引取場所において引き取られた廃家電4品目は約1,088万台(前年度比約0.1%増)であり、内訳を見ると、エアコンが約236万台(構成比約22%)、ブラウン管式テレビが約155万台(同約14%)、液晶・プラズマテレビが約103万台(同約9%)、電気冷蔵庫・電気冷凍庫が約280万台(同約26%)、電気洗濯機・衣類乾燥機が約314万台(同約29%)となっています。(別紙1、1-2参照)
また、前年度比で見るとエアコンが約5.8%増、ブラウン管式テレビが約17.1%減、液晶・プラズマテレビが約21.9%増、電気冷蔵庫・電気冷凍庫が約0.9%増、電気洗濯機・衣類乾燥機が約0.1%減となっています。
○全国の指定引取場所における引取台数 (単位:万台)
エアコン | テレビ | 電気冷蔵庫電気冷凍庫 | 電気洗濯機衣類乾燥機 | 合計 | ||
ブラウン管式 | 液晶・プラズマ | |||||
平成14年度 | 164 | 352 | - | 257 | 243 | 1,015 |
平成15年度 | 158 | 355 | - | 266 | 266 | 1,046 |
平成16年度 | 181 | 378 | - | 280 | 281 | 1,121 |
平成17年度 | 199 | 386 | - | 282 | 295 | 1,162 |
平成18年度 | 183 | 413 | - | 272 | 294 | 1,161 |
平成19年度 | 189 | 461 | - | 273 | 288 | 1,211 |
平成20年度 | 197 | 537 | - | 275 | 282 | 1,290 |
平成21年度 | 215 | 1,032 | 22 | 301 | 309 | 1,879 |
平成22年度 | 314 | 1,737 | 65 | 340 | 314 | 2,770 |
平成23年度 | 234 | 787 | 60 | 284 | 315 | 1,680 |
平成24年度 | 236 | 228 | 49 | 292 | 315 | 1,120 |
平成25年度 | 296 | 204 | 70 | 343 | 360 | 1,273 |
平成26年度 | 223 | 187 | 85 | 278 | 314 | 1,086 |
平成27年度 | 236 | 155 | 103 | 280 | 314 | 1,088 |
※電気冷蔵庫・電気冷凍庫の平成15年度までの引取台数は、電気冷蔵庫のみの値
※電気洗濯機・衣類乾燥機の平成20年度までの引取台数は、電気洗濯機のみの値
※いずれも暫定集計値で今後修正があり得る。
※四捨五入の関係で合計値が異なる場合がある。
2.再商品化等の状況
家電メーカー等の家電リサイクルプラントに搬入された廃家電は、リサイクル処理によって鉄、銅、アルミニウム、ガラス、プラスチック等が有価物として回収され、全社において法定基準を上回る再商品化率が引き続き達成されました。
全体では、エアコンで93%(法定基準80%)、ブラウン管式テレビで73%(同55%)、液晶・プラズマテレビで89%(同74%)、電気冷蔵庫・電気冷凍庫で82%(同70%)、電気洗濯機・衣類乾燥機で90%(同82%)と、法定基準を上回る再商品化率が引き続き達成されました。
また、前年度から、エアコン1ポイント増、ブラウン管式テレビ2ポイント減、電気冷蔵庫・電気冷凍庫2ポイント増、電気洗濯機・衣類乾燥機2ポイント増となっております。
平成25年度 | 平成26年度 | 平成27年度 | |
エアコン | 91% | 92% | 93% |
ブラウン管式テレビ | 79% | 75% | 73% |
液晶・プラズマテレビ | 89% | 89% | 89% |
電気冷蔵庫・電気冷凍庫 | 80% | 80% | 82% |
電気洗濯機・衣類乾燥機 | 88% | 88% | 90% |
さらに、エアコン、電気冷蔵庫・電気冷凍庫、電気洗濯機・衣類乾燥機に冷媒として用いられているフロン類及び電気冷蔵庫・電気冷凍庫の断熱材に含まれるフロン類も回収、破壊されました。エアコンの冷媒フロン類は約1,505トン、電気冷蔵庫・電気冷凍庫の冷媒フロン類は約210トン、電気洗濯機・衣類乾燥機の冷媒フロン類は約15トン、断熱材フロン類は約334トンが回収及び破壊されました。
なお、これらの再商品化等の状況については、家電メーカー各社から、平成27年度におけるリサイクル実績等がホームページ等を通じて公表されたところです。
また、一般財団法人 家電製品協会からも、我が国全体の家電リサイクル実績等をとりまとめた資料がホームページに公開されています。(別紙2参照)
(参考)各家電メーカーURL一覧
添付資料
- 連絡先
- 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室
直 通 03-5501-3153
代 表 03-3581-3351
室 長 田中 良典 (内線6831)
室長補佐 長谷 修 (内線6836)
担 当 野崎 秀仁 (内線6828)
小林 駿司 (内線6829)