環境省:平成23年度東日本大震災の被災地における化学物質環境実態追跡調査結果の公表について
2012年7月20日
■環境省は「平成23年度東日本大震災の被災地における化学物質環境実態追跡調査結果の公表について(お知らせ)」を公表しました。詳しくはこちらをご覧ください。
平成24年7月20日
平成23年度東日本大震災の被災地における化学物質環境実態追跡調査結果の公表について(お知らせ)
1.調査概要
環境基準等が設定されていないものの、有害性等が懸念される残留性有機汚染物質(POPs)及び化学物質排出把握管理促進法に基づき排出量等の届出が必要とされる物質(PRTR届出対象物質)等(以下、「POPs等」という。)の被災地における残留状況を把握するため、環境省が従来より実施している化学物質環境実態調査の測定地点等を中心に、被災や津波による影響、PRTR制度に基づく届出情報等を踏まえ、調査地点を選定し調査を実施しました。
2.結果概要
(1)大気環境試料の調査結果について
POPs等の15物質について、12地点(地図別添1参照)での調査を実施し、環境省が別途全国規模で実施している化学物質環境実態調査の直近(平成20~22年度)の結果(以下、「既往調査結果」という。)と比較したところ、当該結果が得られている13物質については、全地点で既往調査結果の濃度範囲内でした。(調査結果概要参照)
(2)水質環境試料の調査結果について
POPs等の31物質について、21地点(地図別添2参照)での調査を実施し、既往調査結果と比較したところ、トリブチルスズ化合物について2地点で、エンドリン、ペンタクロロベンゼン及びトリフェニルスズ化合物について各1地点で、既往調査結果の濃度範囲を超えていたものの、その他の物質で当該結果が得られている13物質については、全地点で既往調査結果の濃度範囲内でした。(調査結果概要参照)
(3)底質環境試料の調査結果について
POPs等の29物質について、21地点(地図別添2参照)での調査を実施し、既往調査結果と比較したところ、当該結果が得られている17物質については、全地点で既往調査結果の濃度範囲内でした。(調査結果概要参照)
(4)生物環境試料の調査結果について
POPs等の29物質について、11地点(地図別添3参照)での調査を実施し、既往調査結果と比較したところ、アルドリン及びトリフェニルスズ