環境省:「SAICM国内実施計画の進捗状況について」の取りまとめについて(お知らせ)

2015年9月25日

http://www.env.go.jp/press/101439.html

 平成27年9月25日

保健対策

「SAICM国内実施計画の進捗状況について」の取りまとめについて(お知らせ)

 「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ(SAICM(サイカム))」の関係省庁連絡会議において、2015年9月に開催される第4回国際化学物質管理会議(ICCM4)に先立って、SAICM国内実施計画の実施状況を点検し、「SAICM国内実施計画の進捗状況について」を取りまとめました。
今後は取りまとめた報告書をICCM4にて発表するとともに、ICCM4での議論等を踏まえ、関係省庁が連携して包括的な化学物質対策の確立と推進に向けて引き続き取組を進めていきます。

1.SAICM国内実施計画点検の背景

SAICMは、「予防的取組方法に留意しつつ、透明性のある科学的根拠に基づくリスク評価手順と科学的根拠に基づくリスク管理手順を用いて、化学物質が、人の健康と環境にもたらす著しい悪影響を最小化する方法で使用、生産されることを2020年までに達成する」との国際目標、いわゆるWSSD2020年目標の達成に向け、2006年の第1回国際化学物質管理会議(ICCM1)で採択された国際戦略及び行動計画です。これを受け、我が国では政府内にSAICM関係省庁連絡会議を設置し、WSSD2020年目標の達成に向けた戦略を示すものとして、2012年9月にSAICM国内実施計画を策定しました。

SAICM国内実施計画では、2015年9月28日からジュネーブ(スイス)で開催される第4回国際化学物質管理会議(ICCM4)に先立って、国内実施計画の実施状況を点検し、結果を公表することとしています。これを踏まえ、また「化学物質と環境に関する政策対話」での議論やパブリックコメントの結果(2.参照)を踏まえつつ、SAICM関係省庁連絡会議において、計画策定後これまでに国が実施した関連施策について点検し、「SAICM国内実施計画の進捗状況について」として取りまとめました。

今後は、本報告書の内容についてICCM4にて情報発信するとともに、ICCM4での議論等を踏まえ、関係省庁が連携して、包括的な化学物質対策の確立と推進に向けた取組を引き続き進めていきます。

2.「SAICM国内実施計画の進捗状況について(案)」に対する意見募集の結果について

a) 意見募集の実施方法

(1)意見募集の周知方法

電子政府の総合窓口、報道発表、環境省ウェブサイト

(2)意見募集期間

平成27年7月17日(金)~8月10日(月)

(3)意見提出方法

電子メール、郵送又はファクシミリ

(4)意見提出先

環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課

b) 意見募集の結果

(1)意見提出者数

6 者(個人・団体)

(2)意見総数

36 件

c) 意見の概要及び意見への対応

添付資料「「SAICM国内実施計画の進捗状況について(案)」に対する意見募集の結果について」のとおり

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8261)
課長  :立川 裕隆(内:6350)
課長補佐:髙橋 一彰(内:6353)
係長  :金子 元郎(内:6390)
担当  :馬込 明音(内:6360)