環境省:第3回国際化学物質管理会議(ICCM3)の開催について(お知らせ)
2012年9月13日
■環境省は「第3回国際化学物質管理会議(ICCM3)の開催について(お知らせ)」を公表しました。詳しくはこちらをご覧ください。
平成24年9月13日
第3回国際化学物質管理会議(ICCM3)の開催について(お知らせ)
1.背景
2006年2月に開催された第1回国際化学物質管理会議(ICCM)において、「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ」(Strategic Approach to International Chemicals Management:SAICM)が策定されました。 SAICMは、2002年のヨハネスブルグサミット(WSSD)で採択された「2020年までに化学物質が人の健康・環境に与える著しい悪影響を最小化するような方法で生産・使用されるようにする」との目標(WSSD2020年目標)に向けて、予防的なアプローチの考え方に沿った、科学的なリスク評価に基づくリスク削減、化学物質に関する情報の収集と提供、各国における化学物質管理体制の整備、途上国に対する技術協力の推進等の分野での戦略と行動計画を定めたものです。このフォローアップのために定期的にICCMを開催することとされています。 我が国は、WSSD2020年目標の達成に向けた今後の戦略を示すものとして、本年9月にSAICM関係省庁連絡会議において策定したSAICM国内実施計画をICCM3において報告することとしています。
2.会議及び関連会合の概要
(1)会議の開催期間等
- ・開催期間:
- 平成24年9月17日(月)~平成24年9月21日(金)
- ・開催場所:
- ナイロビ(ケニア)
- ・主催:
- 国連環境計画(UNEP)
- ・出席者:
- 各国政府代表、関係国際機関、産業界、非政府機関等 我が国からは、戸田英作 環境省環境リスク評価室長等が出席予定
(2)主な議題
- ・
- SAICMの実施
- ・
- SAICMの実施、点検及び更新に関する評価とガイダンス
- ・
- 実施のための資金・技術支援
- ・
- 化学物質管理に係る国際条約・国際プログラムの実施及びそれらの整合性
- ・
- 国内の化学物質管理能力の強化
- ・
- 新規の課題※及びペルフルオロ化合物(PFC)の管理と安全な代替物質への移行
- ・
- 「新規の課題」に追加して取り組むべき課題
- ・
- 国際機関との協力
- ・
- 事務局の活動と予算 等
- ※
- [1]ナノテクノロジー及び工業用ナノ材料、[2]電気電子製品のライフサイクルにおける有害物質、[3]製品中化学物質、及び[4]塗料中の鉛
(3)会議文書等
議題・会議文書等は以下のウェブサイトから入手可能です。 http://www.saicm.org/index.php?option=com_content&view=article&id=96&Itemid=485
3.その他
今回の会合に先立ち、9月16日(日)にSAICMの進捗、内分泌かく乱物質等に関する技術・情報ブリーフィング、アジア太平洋地域会合を含む各地域会合等が開催される予定です。
連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
代表 :03-3581-3351 直通 :03-5521-8261 課長 :上田 康治(内:6350)
課長補佐:水谷 好洋(内:6356) 係長 :森谷 直子(内:6356) 担当 :櫻井 希実(内:6352)