農水省:農薬の審査報告書 1/31更新
2014年1月31日
http://www.maff.go.jp/j/nouyaku/n_sinsa/index.html
更新日:2014年1月31日
担当:消費・安全局農産安全管理課農薬対策室
農薬の審査報告書
農薬は、農作物を病害虫の被害から保護し、品質の良い農産物を安定的に国民に供給するために欠かせない資材です。雑草の防除に要する労働力の軽減も農薬の効果の一つです。その反面、殺虫や殺菌などの作用を持つ物質を意図的に環境に放出したり、食品となる農作物に散布したりするため、環境や食品そしてその食品を食べる人への影響を知る必要が生じます。
このため、農林水産省は、農薬の使用や販売に先立って、農薬取締法に基づき、人の健康や環境への悪影響があるかどうか審査を行い、その結果、悪影響がないと判断した場合に、使用基準を定めて農薬を登録し、登録された農薬のみの使用・販売を認めています。また、この使用基準を守るよう農薬使用者に指導しています。
開発者等は、農林水産省が定めた審査に必要な60項目以上の試験成績を作成・提出します。農林水産省は、提出された試験成績を科学的に評価し、農薬が残留した農作物を食べた消費者の健康への影響、農薬を使用した農業者の健康への影響、水質や水生生物などの環境への影響、周辺の農作物やミツバチなどの有用生物への影響、病害虫防除の効果などの有無を判断しています。
審査報告書は、新しい成分の農薬の登録に当たって、人の健康や環境への影響の有無を判断した科学的根拠等を、消費者、農薬の使用者、農薬使用の指導者の皆様へお示しするとともに、審査の透明性を確保するために作成し、公表するものです。
審査報告書には、それぞれの項目について審査結果の概要と審査の結論を簡潔かつ分かりやすく記述するよう努めました。また、食品健康影響評価、残留基準値の設定、水産動植物の被害及び水質汚濁を防止するための基準の設定については、それぞれ食品安全委員会、厚生労働省、環境省による評価結果の一部をリンク先とともに引用しています。
なお、農薬登録の審査では提出された全ての資料を評価していますが、個人に関する情報や開発者のノウハウである農薬の製造方法が推定できる資料など、明らかにすることにより開発者の権利や競争上の地位を害する情報については、審査報告書には記載していません。
審査報告書
- フェンピラザミン(PDF:1,285KB) (平成26年1月31日) 平成25年7月登録
- アバメクチン(PDF:1,576KB) (平成25年10月22日) 平成25年2月及び3月登録
- スピロテトラマト(PDF:1,780KB) (平成25年5月17日) 平成24年12月登録
- テブフロキン(PDF:1,230KB) (平成25年10月22日) 平成25年3月登録
- ピリベンカルブ(PDF:1,719KB) (平成25年1月7日) 平成24年8月登録
- フルチアニル(PDF:1,249KB) (平成25年5月17日) 平成25年2月登録
- プロピリスルフロン(PDF:724KB) (平成24年9月7日) 平成22年12月登録 (平成22年に登録した新規有効成分ですが、試行的に作成した審査報告書を公表しています。)
- メタゾスルフロン(PDF:1,217KB) (平成25年3月29日) 平成25年2月登録
消費・安全局農産安全管理課農薬対策室 代表:03-3502-8111(内線4503) ダイヤルイン:03-3502-5969 FAX:03-3501-3774