PM2・5高濃度で外出自粛、環境省が指針案
2013年2月19日
読売オンライン2013年2月18日(月)23:51 PM2・5高濃度で外出自粛、環境省が指針案
中国からの飛来が懸念されている微小粒子状物質(PM2・5)について、環境省は18日、大気中の濃度が高くなった場合に外出を控えるなど、注意喚起の指針を作ることを決めた。
この日に開催されたPM2・5の専門家会合で指針の骨子案を示した。月内に指針をまとめる。
同省によると、西日本のPM2・5の濃度は偏西風の影響で中国大陸から黄砂が飛来する3~5月には、今よりもさらに増加する可能性があり、それより前に対応を決める必要があるという。
骨子案では、法的な警報や注意報ではない「暫定的な指針」と位置づけ、今後、明確になっていない健康影響のデータを蓄積しながら、見直しを図る。注意喚起をする基準の濃度は、環境基準値(大気1立方メートル当たり1日平均35マイクロ・グラム以下)を参考に、さらに高い数値でもよいのか、心臓や肺に疾患のある人たちのために別の値を設けるかどうかも含めて検討する。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/20130218-567-OYT1T01196.html