12月12日 四塩化炭素検出 都が汚染源特定 北区の旧庁舎敷地

2012年12月12日

朝日新聞2012年12月12日  四塩化炭素検出 都が汚染源特定 北区の旧庁舎敷地

都立産業技術研究センターの旧西が丘庁舎(北区西が丘3丁目)の敷地の地下水から、環境基準値の2250倍の有害な四塩化炭素が検出された問題で、都は11日、汚染源の場所を特定した、と発表した。

敷地は、旧陸軍の武器保管庫跡。都は9月、敷地内の地下水で基準値の1・05~2250倍の四塩化炭素が出たことを発表した。その後、周辺の飲用井戸を調べたが、基準を超す四塩化炭素は検出されなかった。

汚染源を特定するため、都は11月まで、基準を超えた地点や周辺計30カ所の地下水を改めて調査。その緒果、地中7・5メートル付近で計200平方メートル程度の範囲に高濃度の液体が広がっていることがわかったという。調査結果を受けて、都は来年3月ごろ、汚染源となる水を吸い上げる作業を実施。2015年度までの汚染土壌の除去を目指す。