7月23日:釧路で健康食品会社の工場が火災

2013年7月24日

 時事通信2013年7月23日(火)22:37 工場火災で2人死亡=食品原料製造、爆発音も北海道・釧路 http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-130723X394.html

 23日午後2時5分ごろ、北海道釧路市新野の健康食品製造会社「バイオマテックジャパン」の事業所兼工場の近くにいた人から「爆発音がして煙が上がっている」と119番があった。消防によると、平屋建ての工場が全焼。約1時間半後に鎮火したが、焼け跡から釧路町遠矢南、同社パート従業員田中詠美子さん(35)ら男女2人の遺体が見つかった。

 男性も従業員とみられ、道警釧路署が身元の確認を急いでいる。

 ホームページ(HP)によると、同社はサケの鼻の軟骨から抽出した化粧品や健康食品の原料を生産、販売。建物内には当時、複数の従業員がいたといい、同署は商品の製造中に何らかの原因で出火したとみて詳しく調べる。

毎日新聞2013年7月24日(水)22:11 釧路工場火災:引火性高い「アセトン」大量保管か http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20130725k0000m040075000c.html

 北海道釧路市の化粧品原料製造会社「バイオマテックジャパン」の工場で2人が死亡した火災で、工場内に引火性の高い「アセトン」が100リットル以上あったことが24日、分かった。同社の工藤義昭社長(71)が明らかにした。アセトンが保管されていた部屋の損傷が激しいといい、釧路署は何らかの原因で引火して爆発した可能性が高いとみている。
同社によると、アセトンは液体の有機化合物で、化粧品や健康食品の原料となるサケの油脂を取り除くために使用されていた。引火性が高いため消防法で危険物に指定されている。同署は24日に現場検証し、保管方法などを詳しく調べている。
工藤社長によると、アセトンは現場責任者と、危険物を取り扱う責任者の男性2人が取り扱っていたが、23日は危険物を取り扱う責任者が休んでいた。
火災では、パート従業員の田中詠美子さん(35)=釧路町=と男性1人が死亡した。現場責任者と連絡が取れておらず、同署が男性の遺体の身元確認を急いでいる。【近藤卓資】