6月11日:滋賀県高島市が神戸埋立地に基準超ダイオキシンを廃棄

2014年6月11日

時事通信2014年6月11日(水)12時53分配信 
基準超ダイオキシンを違法廃棄=滋賀・高島市、データを隠蔽
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/jiji-2014061100398/1.htm

近畿2府4県などでつくる「大阪湾広域臨海環境整備センター」(大阪市)は11日、滋賀県高島市が同センターの神戸沖埋め立て処分場に、国の基準値を超えるダイオキシンなどを含む廃棄物を違法に搬入していたと発表した。基準を超える測定データを隠蔽(いんぺい)していたという。同センターによると、周辺の海水などを測定した結果、健康への影響はないとみられる。
高島市は2004年度から一般廃棄物の埋め立て処分を同センターに委託し、毎年の契約更新時に廃棄物の測定結果を提出している。同市環境センターは07~13年度、検査で基準を超える数値が出ると、設備の清掃をして3~4カ月後に測定し直し、基準を下回る数値を提出していたという。07年度以降、高島市から同センターには計613トンの廃棄物が搬入された。
ダイオキシンの基準値は1グラム当たり3ナノグラム以下だが、同市の測定では17倍の51ナノグラムが検出された年もあった。