11月12日:豊洲地下で水銀再検出 「安全性問題ない」都、2回目の専門家会議

2016年11月12日

日経新聞2016111223:25
豊洲地下で水銀再検出 「安全性問題ない」都、2回目の専門家会議http://www.nikkei.com/article/DGXLZO09483680S6A111C1CR8000/

 

 東京都は12日、豊洲市場(東京・江東)の土壌汚染対策を検討する2回目の専門家会議を開き、10月中旬から11月初旬にかけて地下空間の空気から国の指針を超す水銀を再び検出したと発表した。会議のメンバーは、水銀は地下水から気化したもので安全性に問題はないとの見解を示し、地下空間を換気した上で再調査する方針を確認した。

 水銀は9月2930日の調査で青果棟地下から指針値の約7倍を検出した。最新の11月3~4日の結果では2倍程度まで下がっている。メンバーの内山巌雄・京大名誉教授は人体への影響について「地下に一般の人は入らない。心配ない」と説明した。建物の1階では指針値を満たした。

 都は12月中旬に次回の専門家会議を開く予定。平田健正座長(放送大学和歌山学習センター所長)は次回の会合で再調査結果を公表する方針を示した。

 1031日~11月1日には水産の卸売場棟と仲卸売場棟を結ぶ連絡通路の地下でも環境基準値や指針値を超すベンゼン、水銀を検出した。検出地点は通路外側の観測用の穴で、近くにガス管が通っているため汚染物質を含む土壌の除去が難しかった。観測用の穴も換気したうえで、調査を続ける。

 会合は築地市場(東京・中央)で開かれた。参加した市場で働く仲卸業者らからは、風評被害を懸念する声が出た。