環境省:ボタン形電池が組み込まれた製品に関する情報の募集について(お知らせ)

2015年3月23日

http://www.env.go.jp/press/100771.html

平成27年3月23日

保健対策

 

ボタン形電池が組み込まれた製品に関する情報の募集について(お知らせ)

 環境省では、水銀に関する水俣条約の発効に向け、ボタン形電池が使用されている可能性のある製品の流通事態を把握する調査を実施しています。これは、ボタン形電池には水銀が使用されているものがまだ流通している可能性があり、これが組み込まれた製品が不適切に処理されてしまうとボタン形電池中の水銀が環境中に排出されてしまうためです。
より幅広く水銀が使用されている製品を把握するためには、環境省が直接実施する調査に加え、広く市民・事業者の皆様に御協力いただき、ボタン形電池が使用されている製品(またはその可能性がある製品)に関する情報をお寄せいただくことが効果的です。
このたび、ウェブサイト上に情報を提供頂くための調査票を御用意致しましたので、ボタン形電池が使用されている可能性のある製品に関する情報を幅広くお寄せいただけますよう、御協力をお願い致します。
1.背景

2013年10月に採択された水銀に関する水俣条約(以下「条約」という。)の締結に向け、2015年3月10日に「水銀による環境の汚染の防止に関する法律案」が閣議決定され、国内における条約の適切な実施に向けた準備が進められています。

条約では、第4条5において条約に基づき国内での製造・輸出入が許可されていない水銀添加製品が組み立てられた製品に組み込まれることを防止することを規定しています。環境省では、こうした組込み製品が国内で使用された後、不適切に廃棄されること等により製品に含まれる水銀が環境中に排出されることを防止するため、組込み製品の流通実態を調査することとしています。

特に、ボタン形電池のような小型かつ汎用性の高い水銀使用製品については、多様な電気・電子機器に使用されていることに加え、輸入機器に組み込まれた状態で国内に入ってくるものも多く、国のみでは実態を把握する上で限界があると考えています。そこで本調査では、国で実施する調査に加え、市民・事業者の皆様の御協力を得ることによって、より幅広い種類の製品での利用状況を効果的に把握することを目指しています。

2.情報募集の概要

(1)調査目的

水銀が含まれているものも一部で製造されているとされるボタン形電池の流通実態を把握するため、電動式の小型日用品や文具等ボタン形電池が組み込まれている可能性のある製品を対象として、情報を募集します。

なお、ボタン形電池に水銀が含まれているかどうかは外観から判断することが困難なため、本調査においては水銀の有無に関わらず全てのボタン形電池を対象とします。国内に流通するボタン形電池のうち水銀を含むものは限定的とみられている点には御留意いただければ幸いです。

(2)調査概要

ボタン形電池(水銀の有無に関わらず)を使用している可能性のある製品について、以下の項目について情報提供をお願いしています。

・製品の種類
・製品の名称、製品型番、販売元又は輸入販売元又は製造元、製造国
・製品の購入場所
・ボタン形電池が交換可能かどうか
・ボタン形電池表面に記載・刻印されている型番などの情報

回答目安時間は、1製品につき5分程度です。

 

(3)調査票掲載ウェブサイト

下記のウェブサイト(リンク先は外部サイト)に進み、アンケートに御回答ください。

URL(https://www.exri.jp/battery

3.お問い合わせ先

(1)設問の内容等、御不明な点がございましたら、下記までお問い合わせください。

(アンケート実施事務局)
株式会社エックス都市研究所  担当:小若
E-mail: envpolicygr@exri.co.jp

 

(2)本報道資料に関する問合せ先:

環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課  担当:和田、高橋
〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL: 03-3581-3351(内線6354)
FAX: 03-3580-3596
E-mail: ehs@env.go.jp

連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-8261
課長  :森下 哲 (内線:6350)
課長補佐:上田 健二(内線:6353)
担当  :和田 直樹(内線:6356)