環境にやさしい花づくり-MPS認証

2015年4月27日

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母の日に減農薬の花を 環境にやさしい花づくり-MPS認証

「環境に優しい花」として注目され始めた「花き産業総合認証(MPS)

生産者が環境に優しい方法で育てたことが認められると「MPS-ABC」という国際認証が受けられる。

90年代に花の輸出が盛んなオランダで始められ、現在世界で55か国以上広まっている。日本では「日本フローラルマーケティング協会」が設立されて、オランダの認証機関「MPS財団」からライセンスを受けた。

同協会などで出資した「MPSジャパン」社が2007年からこの制度を初めて国内に導入したる

認証の基準は、農薬、肥料、エネルギー(電力や重油など)、水の使用量、廃棄物の分別状況の5項目があり、気候、土地の条件などを考慮した国際的な基準をもとに、日本の学識経験者が国内にあうように定めている。

認証の方法は、生産者が申請し、4週間ごとに5項目のデータを提出する。3期連続で提出すると参加者ロゴマークが発行される。これを1年間続けると、審査会社が生産者を訪問して、確認をする。

ポイントを算出して、A、B、Cの3段階のランクよる認証を受けることになる。これに参加することで、今まで必要以上使っていたことが分かり。農薬使用量の減少が見込まれる。

国際的にはMPS認証がないと通用しないくらいの段階になっているという。

MPS認証を受けた生産者は、MPSジャパンのホームページで紹介されている。認証を受けた花を扱っている花屋には、ポップやポスターが配布されているので目にする機会も増えてくるだろう。