水銀条約会議に先立ちNPOが国際会議開催

2013年10月24日

ピコ通信(化学物質問題市民研究会)2013年10月23日号 2013 年10 月熊本/水俣水銀条約外交会議及び関連会議参加報告概要

本年1 月のジュネーブでの政府間交渉委員会第5 回会合(INC5)で合意された水銀条約の採択/署名のための外交会議が10 月7 日から11 日まで熊本/水俣で開催され、環境省の発表によれば、世界の139 か国からの政府代表、国際機関、オブザーバー、NGOs、メディアなど1,000 人以上が参加しました。

海外 NGOs からは国際環境NGOs の連合体であるIPEN やZMWG から約50 人が来日し、そのうちIPEN の42 人が、外交会議に先立つ10 月3 日から6 日まで水俣で開催されたIPEN 主催及び“水俣から水銀条約を問う会”主催の会議/イベントに参加しました。

IPEN のメンバーである当研究会は、ホスト国のNGO として、ビザを求められるNGO の入国ビザ書類作成支援、受け入れ、宿泊、移動等のお世話をするとともに、これらNGO 会議及びイベントの企画及び開催に積極的にかかわりました。

水俣では、“水俣から水銀条約を問う会”や“ほっとはうす”をはじめとする多くの水俣の方々にお世話になりました。お礼を申し上げます。

水俣及び熊本での会議/イベントの参加報告については当研究会のウェブサイト“水銀問題/外交会議” http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/mercury/DipCon/DipCon.html

で紹介していますが、本稿はではその概要を報告します。

 

■IPEN が参加した会議及びイベント

◆10 月3 日~4 日:IPEN 国際有害金属技術会議(水俣)

◆10 月5 日午前:水俣現地見学(水俣)

◆10 月5 日~6 日:水俣から水銀条約を問う国際シンポジウム(水俣)

主催:水俣から水銀条約を問う会

協力:IPEN/当研究会

第 1 日(10 月5 日)

水俣から水銀条約を問う