中央清掃工場2号炉、水銀混入ごみで停止

2016年3月15日

朝日新聞2016315
中央清掃工場で2号焼却炉停止 排ガスの水銀濃度上昇

東京23区清掃一部事務組合は14日、中央清掃工場(中央区晴海5丁目)2号焼却炉の排ガス中の水銀濃度が自己規制値の1.3倍に上昇したため、11日から炉の運転を停止していると発表した。月内の再開を目指すという。

 組合によると、水銀を含むごみが混入した可能性があるという。同工場で扱うのは可燃性のごみのみで、中央区のほか千代田、文京、台東の各区の家庭ごみの一部、23区全域の事業系一般廃棄物の一部を焼却している。ごみの収集は停止中も通常通り続ける方針。

 

東京二十三区清掃一部事務組合2016年3月14日
水銀混入ごみによる中央清掃工場2号炉の停止について
http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/kanri/haiki/kumiai/oshirase/documents/chuuousuigin.pdf

 

中央清掃工場において、2号焼却炉の排ガス中水銀濃度が、自己規制値※1(0.05mg/m³N)を超えたため、焼却炉を停止しました。※2

なお、排ガス中の水銀濃度が一時的に自己規制値(0.05mg/m³N)を超えることがあっても、周辺地域に環境汚染や健康被害を生じることはありません。

区民、事業者の皆様におかれましては、適正なごみの出し方に従い排出されるようお願いします。

今後の見通しについては下記のとおりです。

1停止日時平成28年3月11日(金)19時55分

2経緯3月11日(金)14時09分排ガス水銀濃度上昇

19時00分煙突入口水銀濃度0.064mg/m³N(1時間平均値) 

19時55分焼却炉停止操作開始

3今後の見通し及び対応

設備の汚染状況調査と清掃等の対策を実施し、再稼働予定

4不適正ごみの搬入防止

プラント設備の機能などを脅かす不適正なごみの搬入防止に向けて、搬入物検査の強化と

23区と連携して対策を継続して講じています。

※1排ガス中の水銀に関して法律による排出基準はありませんが、東京二十三区清掃一部事務組合の清掃工場

においては自己規制値(0.05mg/m³N)を定め、その遵守を徹底しています。

※2中央清掃工場1号炉は、正常に焼却処理を行っています。

問い合わせ先

施設管理部技術課

電話03-6238-0745