食品等の放射能汚染の測定について お知らせ 測定依頼の方法 測定依頼書 ちらし |
食品等の放射能汚染の測定活動開始のお知らせ |
2011年5月10日 特定非営利活動法人有害化学物質削減ネットワーク(Tウォッチ) 代表 中地重晴 |
東日本大震災による福島原発事故 3月11日東北関東大地震による大津波で1万4千名余の死者と、1万名を超える不明者を出す大きな被害が発生しました。被災された皆さんに心よりお見舞い申し上げます。 さらに、大津波の影響で福島第一原発では運転中の原子炉が緊急停止したものの、電源を喪失し、炉心を安定的に冷却することが不可能になり、12日に1号機が、15日に3号機と4号機の建屋が爆発炎上する事態が起きました。定期点検中の4号機では使用済燃料保管プールが冷却できなくなるなど、連鎖反応的に事故は継続し、放射能は漏れ続けています。燃料棒の一部は溶融しているといわれています。東京電力からロードマップが発表されましたが、道のりは不透明です。 放射能汚染と付き合う時代の到来 今回の事故は、25年前のチェルノブイリ原発事故と同程度のレベル7の最悪の原発事故となりました。福島原発から放出された放射能により、住民は半径30km圏内からの避難、それ以遠の高濃度汚染地域の計画避難を余儀なくされました。福島県や隣接県産の野菜の出荷停止、太平洋への放射能排水の放流により、広範な海域が放射能で汚染されました。私たちはこれから数十年にわたり、放射能汚染と付き合わざるを得ない生活を強いられることになりました。 放射能汚染測定活動の開始 私どもTウォッチは、この間、環境中に排出される有害化学物質の削減のために、PRTR公表データの有効活用を求める活動に取り組んできました。ウェブサイトを通じて、有害化学物質の排出量の減少に寄与したと考えています。 今回の福島第一原発事故により、放射能汚染と付き合う生活を余儀なくされた方々のために、見えない放射能の恐怖から身を守るための食品や土壌の放射能汚染を測定し、汚染情報を共有し、安全に暮らすための一助になる活動に取り組んでいきたいと考えました。 放射能測定器は1989年にチェルノブイリ原発事故による輸入食品の放射能汚染を測定し、国民の安全を守ろうと、代表の中地が運営していた「たべものの放射能をはかる会」(大阪 環境監視研究所内)のNaI検出器と鉛の遮蔽体をTウォッチの事務所に移設し、新たに周波数分析器を購入し、放射能測定体制を整えました。日常的な測定活動及び結果の評価については、中地が責任を持って実施します。より詳細な測定が必要になった場合は、京大原子炉実験所の小出先生に協力を依頼します。 放射能測定器の運用は5月中旬より開始します。 是非ともTウォッチの測定器を有効活用してください。お知り合いにもお知らせください。 |
測定依頼の方法 | |
問合せ先:測定を依頼される方は下記までご連絡ください。 〒136-0071江東区亀戸7-10-1 Zビル4F 有害化学物質削減ネットワーク 担当:井上 Tel 03-5627-7520 fax 03-5627-7540 e-mail: tabehaka@toxwatch.net 測定結果及びその評価に関する問い合わせについては 中地までご連絡下さい。 Tel 080-1437-2362 e-mail:nakachi@toxwatch.net |
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