SAICMとは

■SAICM(サイカム)とは「国際的化学物質管理に関する戦略的アプローチ」(Strategic Approach on International Chemical Management:SAICM)とは、2002 年のヨハネスブルグサミットにおける合意「化学物質が、人の健康と環境にもたらす悪影響を最小化する方法で使用、生産されることを2020年までに達成する」を実現するための戦略や取組を取りまとめた国際的な合意文書です。政治宣言であるドバイ宣言と、適用範囲や必要性、目的等を定めた包括的方針戦略、SAICM実施のための世界行動計画から構成されています。各国は市民を含む全ての関係者参画のもとで、国内行動計画を策定することが期待されています。なお事務局は国連環境計画(UNEP)に置かれています。

■2009年5月11日から15日まで、ジュネーブにおいて、第2回国際化学物質管理会議(ICCM2)が開催されました。

■ICCM2に至る国際的な化学物質管理の流れ

・1992年にリオデジャネイロで開かれたUNCED(国連環境開発会議)の「アジェンダ21」の第19章で、「有害かつ危険な製品の不法な国際取引の防止を含む有害化学物質の環境上適正な管理」がうたわれました。

・1994年に、アジェンダ21の第19章推進のため、化学物質安全性国際フォーラム(IFCS)が設立され、5回の会合がもたれました。

・2002年9月に開催された持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)において、アジェンダ21の10年間の進捗を踏まえ、ヨハネスブルク実施計画に合意。化学物質管理に関しては、次のような世界共有の中長期目標に合意しました。

○予防的取組方法に留意しつつ、透明性のある科学的根拠に基づくリスク評価手順を用いて、2020年までにすべての化学物質を人の健康や環境への影響を最小化する方法で生産・利用されること。

○その実現のための道筋として、国際化学物質管理戦略(SAICM)を2005年にまでに策定する。

前者をWSSD2020年目標と呼びます。    WSSD世界実施計画

・2006年2月に、ドバイにおいて、第1回国際化学物質管理会議(ICCM1)が開かれ、そこでSAICM(国際化学物質管理の為の戦略的アプローチ)が採択されました。

・引き続き、2009年、2012年、2015年、2020年にICCMを開催し、SAICMをフォローアップすることになっています。

■Tウオッチでは2009年5月にジュネーヴで開かれた第2回ICCMに3人のメンバー で参加しました。     5月31日のSAICM会議参加報告

・ICCM2  期間 2009年5月11日~15日  場所 ジュネーブ

討議内容  SAICMの進捗のチェック

喫緊の政策課題

・ナノ材料の安全性

・製品中の化学物質

・塗料中の鉛

・e-waste

結果報告(環境省)

・第2回SAICMアジア太平洋地域会議  2009年11月23日~24日

北京  結果報告(環境省)

■関連サイト

・環境省 SAICMのページ

    http://www.env.go.jp/chemi/saicm/index.html

・SAICM省庁連絡会議

     http://www.env.go.jp/chemi/saicm/conference.html

 ・(財)世界自然保護基金ジャパン(WWFJ)ICCM2報告

      http://www.wwf.or.jp/activities/2009/06/743524.html

 ・化学物質問題市民研究会 SAICM関連情報

      http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/eu/saicm_master.html

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